私は以前、医療機器メーカーに勤務していました。ある時、その機器による治療で症状が改善し涙を流して喜ぶ患者さんを目の当たりにしました。その姿に感動し、治療家という仕事の素晴らしさを実感しました。しかし、私自身がデモンストレーションで五十肩の患者さんを前にした時には何もできず、自分の無力さを痛感しました。
「このままでは終われないと」決意し、国家資格取得のために働きながら学費を貯め、専門学校に通いました。
資格を取得しても、難しい症例に対応するには知識も経験も不足していました。そんな時、友人の紹介で、日本を代表するアスリートから絶大な信頼を得ている師匠と出会います。師匠の指導のもと、患者さんとの向き合い方や、症状に応じた適切な施術方法を学びました。お尻の張りを取るためにスネに刺激を加えたり、肩の動きを改善するために手に鍼を打つなど、固定概念にとらわれない治療法に衝撃を受け、治療の本質を深く理解できるようになりました。
「トップアスリートにも信頼される技術を習得。」
治療院での6年間の修業に加え、休日には全国の著名な治療家の勉強会に参加し、学びを深めてきました。修業の最初の3年間は、午前は鍼灸学校、午後から夜は修業、深夜に宿題や復習をする日々。疲労と眠気と戦いながらも努力を重ね、トップアスリートにも対応できる技術を習得しました。かつて対処できなかった難しい症状にも、適切な施術を提供できるようになり、自信を持って患者さんと向き合えるようになりました。
こうした積み重ねの結果、今では多くのお客様にご来院いただき、おかげさまで予約が取りづらい治療院となっています。また、全国から研修の依頼も多数いただいており、技術や経験を共有する機会も増えています。
私は、競技を諦めたくないアスリートや、スポーツや趣味を長く楽しみたい方の力になりたい、と願っています。ご来院いただいた方が、痛みから解放され、笑顔になれる場所であり続けるために、これからも研鑽を重ね、より良い施術を追求し、あなたを全力でサポートしていくことを誓います。